新型コロナウイルス感染症のリスク低減のために、当院ではこれまでのお知らせに加え、受付、二つの診察室に透明ビニルシートで遮蔽をしております。
診察室では透明ビニルシートごしに診察ということになります。
これまでのように安全のため、待合室では患者さん同士の距離をとっていただき、体温測定などをお願いいたします。
不自由をおかけいたしますが、ご理解願います。


新型コロナウイルス感染症covid-19の感染拡大予防のため、当院でも以下のことを行なっています。
・頻回の換気(診察室、待合室、処置室など)を行なっています。
・診察時に、医師との距離を十分取った位置で座っていただいています。
・受付も距離をとった対応をさせていただきます。
皆様には不自由をおかけいたしますが、政府が呼びかけている「3つの密を避けましょう!」に沿った対応を心がけてまいります。
https://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/coronavirus.html
また、37度台の熱のある方、咳などの風邪症状のある方、最近の海外渡航歴のある方は、受診前にお電話でおしらせください。症状によっては皆様の安全のため、受診をお断りさせていただくこともございます。
お近くの薬局に処方箋のFAXをお送りして、着払いで配送依頼をすることも可能です。(指定薬局でなければ、自立支援医療の対象にはなりません)
ご理解、ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
ご不明な点はお電話にてお問い合わせください。
37.5℃以上の発熱のある方、咳などの風邪症状のある方は、受診前にお電話でお知らせ下さい。症状によっては受診をお断りさせていただくこともございます。
お近くの薬局に処方箋のFAXをお送りすることも可能です。(指定薬局でなければ、自立支援医療の対象にはなりません)
受診された場合もお薬のみの対応とさせていただく場合もございますので、ご理解、ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
ご不明な点はお電話にてお問い合わせください。
みなさんは、漢方薬にはどんな印象を持っていますか?
副作用が少ない、でも味がまずい、でも飲みやすいのもある、など様々でしょうが、「体に優しい」というイメージは共通してお持ちではないでしょうか。
漢方薬は、中国であまたの経験を通して形作られた医学体系を江戸時代の日本で、日本人が使いやすいように取り入れたものが現在のエキス剤の元となっています。
今日は、日々の健康に活かせそうな漢方の考え方についてお話ししたいと思います。
①体質 虚と実
体質が丈夫でどちらかといえばエネルギーの高い人の体質を「実」、その反対に、疲れやすかったり、エネルギー切れしやすい人の体質を「虚」といいます。どちらが良いとか悪いということはありません。
「実」の人は暑がりだったり、体が火照ったり、イライラしたりといった、どちらかというと「過剰な」症状があるため、このとき使う漢方薬は「多すぎるものを削ぐ」という考え方です。これを「瀉」(しゃ)といいます。
それに対して、「虚」の人は、体が冷えたり、消化不良を起こして下痢をしやすかったり、疲れやすいなど、「エネルギー不足」による症状が多く見られます。これに対しては、「足りないものを補う」、「補」(ほ)の作用がある漢方薬を選びます。
「瀉」の薬は新薬で数多く見られます。痛み止め、熱冷まし、ある種の向精神薬、抗生物質もこれと同じ考え方で、そぎ取り、悪いものをやっつける「攻撃的な」薬です。
一方、「補」の薬は漢方特有のものなのです。
②病気の強さ 陰と陽
病気の出かたも人によって様々です。同じ風邪を引くにしても、若い丈夫な方は高熱が出て3日もすると元気になります。そのうち咳が出てきます。さらに長引くと、胃腸が弱り、手足も冷たいまま体が温まらない、しっくりしない状態となることがあります。そのように、同じ風邪でも高熱が出たりして強い症状が出る病状を「陽」、病み疲れして体が冷えたり、食事が進まないなどの病状を「陰」と言います。あくまでざっくりですが。
そんなわけで、同じ風邪でも症状の出方によって、漢方薬は「瀉」と「補」使い分けをするのです。とてもきめ細やかですね。
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私たちの心と体は毎日同じ状態ではありませんから、病気ではなくてもやや元気のある日、やや元気の出ない日もあるものです。
イライラするときはカラオケやバッティングセンターへ行って発散したり、元気が出ないときは、ホッコリする映画を見たり、花を見たり、そういうことってありますよね。
自分を虚実陰陽の視点ででながめてみる。
「今日はどうかな?」と自分に尋ねてみることから始めてみませんか。
※写真は日々のウオーキングを欠かさない、院長の愛猫「金時」
はたけやまビルのJスタジオ小倉が、黒崎こども商店街に参加するお知らせです。
Jスタジオ小倉は、こどもたちが実際のお店に参加しながら、お仕事や買い物を体験する、黒崎こども商店街にお仕事体験の出店をします。
学芸、ショービジネスはこれからの時代、人間にしかできない大切な職業です。
こどもたちにもっとこの分野のことを知ってほしいと願い、職業体験の場を提供いたします。
とき 11月9日土曜日
詳細は以下の、黒崎こども商店街2019の病院をご覧ください。
Jスタジオ小倉の出店の詳細
「ボードゲーム」という遊びをご存知ですか?
トランプ、人生ゲーム、オセロ、将棋、UNO、これらもボードゲームに含まれます。
これ以外にも、たくさんの面白いボードゲームがあります。
興味のある方は、この機会にお茶を飲みながら、みんなとボードゲームを楽しみませんか。
開催日時:2019年10月19日(土曜日)
10:00〜17:00
開催場所:はたけやまクリニック3F
参加料金:500円
お申仕込みは不要です。
当日会場までおいでください。
ただし席に限りがありますので、お待ちいただく場合があります。
2019年9月18日水曜から9月26日木曜までの間、
学会参加などのため休診といたします。
暑い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
藤岡副院長、今度FM福岡に出演します。
ミラクルカードのこと、心理療法、精神科医療、私のプライベートのことなど、診察室では語れないことを語ります。
FM FUKUOKA
「教えて!コンシェルジュ!」
パーソナリティ今村敦子さん
はたけやまクリニックは以下の期間お盆休みとなります。
8月12日月曜(祝日)より8月15日木曜まで
通院なさっている方は、日々の処方薬をご確認ください。
みなさん、お酒はお好きですか?
日本人は飲酒に寛容な民族と言われてきましたが、昨今では一気飲みによる急性アルコール中毒の多発、飲酒運転での悲惨な死亡事故などを受けて、人々が飲酒に向ける目は昔とは変わってきたようです。
精神医療の世界でもアルコール問題は大きなテーマですが、今日はお酒の治療への影響についてお話ししたいと思います。
①飲酒はうつ病を悪化させる
うつ病治療中の方、お酒はうつ病そのものを悪化させ、治りにくくします。
アルコールは抗うつ剤の効き目を打ち消すという研究結果もあります。
また多量に飲酒する方は食事を摂らなかったり、偏ったり、アルコール代謝でビタミンを浪費します。そもそも多量の飲酒がうつ病様症状を引き起こしていることが多々あります。
うつ病症状で入院した方が、お酒をやめただけで、症状がキレイに治るケースも珍しくありません。
②飲酒はパニック発作を起こりやすくする
パニック障害という病気があります。不安そのものや不安が動悸や息苦しさという身体症状に姿を変えて、発作的に起こる病気です。あまりの苦しさと恐怖に死ぬのではないかと感じるほどの発作だと言います。
アルコールは緊張をほぐし、不安感も和らげるように感じます。しかし、このパニック障害、また不安そのものも、残念ながら飲酒でスイッチが入りやすくなり、悪化するのです。
③アルコールは認知症のリスクを高める
アルコールそのものの害、から酒(つまみを食べずに酒だけを飲む)による栄養障害などから、物忘れが起こりやすくなります。アルコール依存症患者の多くで脳の萎縮が起こることは知られています。断酒によって状態が改善することもあります。また、間接的に高血圧や動脈硬化による脳血管障害などがおこりやすくなるため、脳血管性障害による認知症の危険も高まります。
④アルコール問題は自殺のリスクを高める
日本の自殺をした人の21%にアルコール問題が認められるという事実があります。海外ではアルコール依存は自殺リスクを60~120倍に高めるという報告もあります。考えてみれば、アルコール依存は不眠やうつ病だけでなく、結果として離婚、失業、体の病気、逮捕を引き起こします。さらに、酔っ払った状態は「飲んだ勢い」という衝動の高まり、周りが見えなくなるという恐ろしさがあります。
⑤適正な飲酒とは
厚生労働省は適正飲酒として、1日純アルコール換算で20g(ビール500cc、日本酒180cc、25度の焼酎110cc、ワイン180cc)と推奨しています。しかしながら、最近の英国の研究ではそうした適正飲酒であっても脳の海馬(記憶を司る中枢)は萎縮してゆくリスクがあると発表しました。つまり、少量でも飲酒習慣があれば、認知障害のリスクはあると言えます。
残念なことに、健康にいい飲酒というのはあり得ないというのが現実です。
現在、アルコールの飲み方の危険度を調べるテストAUDITが汎用されています。以下のリンクからご自身もチェックしてみてください。
https://gen-shu.jp/risks-associated-with-alcohol/audit/
なお結果の正しい評価には、専門家の判断が必要です。
アルコール依存症治療は専門の治療病院がありますが、当院でもご相談にのります。