高照度光照射療法 体験レポート

昨年12月にもお知らせしましたが、高照度光照射療法の機器であるブライトライトを私(藤岡)が3ヶ月ほど使用してみましたのでご報告します。

私は、本来早起きが好きなのですが、冬になると朝7時でも真っ暗で、無理に起きても体がだるかったり、気持ちもどんよりしていました。昼間も眠気がして、夜もぐっすり眠れず、冬はなんとなく疲れた、いやーな感じが続いていました。

この、ブライトライトは本来の使い方は毎日一定の時間光を浴びるように使うのですが、私はブライトライトに付いているタイマーを起きたい時刻にセットして、目覚ましをかけて使っていました。

5時半に目覚ましがなるとほぼ同時に、タイマーで光が灯り、これが真昼のような明るさでした。目をつむったままこの光を浴びていると、まるでちゃんと窓から光がさしているようで、徐々に体の隅々に力がみなぎってくるようです。
この、ブライトライトを使い始めて、すっきりしない気分や昼間の眠気もとれて、夜もぐっすり眠れるようになりました。
当クリニックでは、冬場の体調や精神状態にお悩みの方に高照度光療法のブライトライトMEという機器をレンタル(有料)しています。レンタルにはレンタル料,保証金が必要になります。

購入したいという方には取り次ぎもしています。
また有効性は人によって同じではありませんので,そうしたこともご理解いただいた上での使用が望ましいと考えます。
詳しくはクリニックでお尋ねください。

精神科の薬について

精神科で処方される薬剤には、睡眠剤、抗不安薬、抗うつ薬、気分安定剤、抗精神病薬などがあります。

こうした薬剤は、注意深く必要なものだけを必要な期間使えば、病に苦しむ期間を短縮して、安定した日常生活を送る一助となるものです。

しかし、過ぎたるは及ばざるがごとし、こうした薬剤も量を飲みすぎたり同種のものを重複して服用しては、ぼんやりしたり、眠気がひどくなり生活に支障を来たします。

今日、「多剤併用」という処方の重複のしすぎや「処方薬の乱用」が問題となっています。
当クリニックでも、薬剤の使用については安全のために、「必要なものを必要な期間」ということを心がけてきました。

このたび政府もこの問題を重くみて、多剤併用を少なくするように呼びかけています。そのため今後皆様に処方のスリム化を提案する場合もあります。

薬剤の安全かつ有効な使用についてはクリニックの医師またはご利用の薬局でご相談ください。

※ 写真はびっくりする院長の愛猫の金時