9月末に院長、副院長でスイスで開催された学会に参加し、ワークショップをしてきました。
日本の保険診療内でいかにして制限の中で精神科診察をしているかという内容を発表し、ヨーロッパの医療、教育、コーチングなどの分野で活躍する人々と興味深い議論の機会を持ち、たいへんためになる時間でした。
ヨーロッパでも日本と同様に、精神科医療はさまざまな困難を抱えていることがわかりました。欧米の医療はテレビで見るほど良いことづくめではありません。医療従事者は日本とは違った制約の中でサービスを提供しています。利用する人もそれぞれの国の制度なりの不自由さがあるようです。
日本の医療は問題もありますが、海外に比べると優れた面もあります。そういう良い部分は失わずに大事に伸ばしてゆきたいと実感したことでした。
(写真は学会懇親会の様子と、留守番ですねる金時)