よき睡眠のために

今日、9月3日は、9(く)3(すりー)=ぐっすり、というところからベッドの日、良い睡眠について考える日だそうです。
不眠や睡眠障害で当院を受診する方は多いでしょうが、治療には薬を飲んだりする以前に以下のようなコツがあります。

① 睡眠時間は人それぞれ。日中、眠気で困らなければ、それで十分。夜、眠れるかどうかについて、神経質にならないように…。
② 夜は、刺激物を摂るのは避け、眠る前には自分なりのリラックス法(ぬるめの入浴、軽い読書や音楽、香り、ゆったりしたストレッチ)を試みること。
③ 眠たくなってから床に就くこと。就寝時刻にこだわり過ぎないように。
④ なるべく毎日、同じ時刻に起きること。体内時計のリズムが整えられます。
⑤ 光をうまく利用すること。寝る部屋は、薄暗く、朝起きたら、眩しいくらいの光(太陽であればベスト)を浴びること。
⑥ 規則正しい3度の食事(食べ過ぎないように)と、適度な運動習慣を。
⑦ 昼寝をするなら、15時前の15分?25分ぐらいがベスト。15時過ぎに昼寝してしまうと、夜の睡眠の妨げになってしまいます。
⑧ 眠りが浅いなあと感じる時は、遅寝・早起きにして、むしろ積極的に睡眠時間を削ること。(うつ病などの急性期はこの限りではありません)
⑨ 睡眠中の激しいイビキや呼吸停止、足のぴくつき・むずむず感には、要注意。長く続くようだったら専門家に相談すること。
⑩ 眠っても眠っても眠いことが続くのあれば、専門医に相談すること。
⑪ 睡眠薬代わりの寝酒は不眠のもと。お酒は、眠りの質を低下させ、睡眠前の飲酒は、量の増加につながる恐れも生じます。
⑫ 睡眠薬は、医師の指示で正しく使えば安全です。不必要に恐れないように。
(「睡眠障害の対応と治療ガイドライン」内山真編)
詳しくはこちらをご覧ください ↓
http://www.kaimin.info/part/12/index.html

写真は院長の愛猫・金時です。
昼も夜もよく眠ります。
金時くん、寝過ぎじゃないの?
「だって猫だもん、仕方ないニャー」