精神科で処方される薬剤には、睡眠剤、抗不安薬、抗うつ薬、気分安定剤、抗精神病薬などがあります。
こうした薬剤は、注意深く必要なものだけを必要な期間使えば、病に苦しむ期間を短縮して、安定した日常生活を送る一助となるものです。
しかし、過ぎたるは及ばざるがごとし、こうした薬剤も量を飲みすぎたり同種のものを重複して服用しては、ぼんやりしたり、眠気がひどくなり生活に支障を来たします。
今日、「多剤併用」という処方の重複のしすぎや「処方薬の乱用」が問題となっています。
当クリニックでも、薬剤の使用については安全のために、「必要なものを必要な期間」ということを心がけてきました。
このたび政府もこの問題を重くみて、多剤併用を少なくするように呼びかけています。そのため今後皆様に処方のスリム化を提案する場合もあります。
薬剤の安全かつ有効な使用についてはクリニックの医師またはご利用の薬局でご相談ください。
※ 写真はびっくりする院長の愛猫の金時